とても当たり前にそこでは、パーティが開かれていた、僕は一人でその場から離れなかった、離れられなかった、寝るでもなく起きるでもない時間がそこには流れ、自分の欲望を満たす標的以外の〇は視界を逸れた、僕はとても普通にしていればいいものをいかんせん気を遣ってしまったために自分自身に縛られる形に結果として、それでも悪くはないのだが、あの晩、誰かと誰かがセックスをしていたあの晩に取りつかれてしまう愚かしい心を解き放してやるのは、六月のことだった。